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パジャマパーティにスタッフとして行った時のこと「こわいから帰りたい。」と言う男の子に、どうやったら受け入れてもらえるか…手を変え品を変え伝えるけれど、私の引き出しがなくなってしまいました。結局、男の子は、受け入れられずに泣き始めてしまいました。そうすると、別のスタッフが、「○○さんも、怖いけん、一緒に頑張って寝ようか?」との言葉で、男の子は「うん!」と元気よく布団に入りました。
私は、パジャマパーティーに限らず、スタッフとして子どもたちと一緒に活動するときは、どうやったら子どもたちがその状況を受け入れてくれるかを考えて発言や行動をしようと心がけています。子どもたちが小さければ小さいほどよく考えて言葉にしようと頭をフル回転。でも、私一人では、引き出しの数も中身も限界があります。
マイシアター高松のようにたくさんの大人が関わりを持つことで、いろいろな引き出しの中からアプローチでき、子どもが状況を受け入れやすくできる選択肢が増えることで、子どもたちがぶつかる小さな壁もひょいっと飛び越えられると感じた一コマでした。
私たちの活動は、目で成長を見ることはできないかもしれませんが、関わる大人がいろいろなアプローチをする中で、必ず子どもの成長の瞬間を感じています。小さな挑戦の中にこそある、小さな成長を積み重ねながら、育っているのではないかな…と感じています。
日々の生活の中で子どもが考え始めたり、ぐずり始めることがあると、母親である私も、こちらから答えを先に出しまったり、早くして!と自分の子どもには急かしてしまい、挙句の果てには怒ってしまうことがあります。中々、自分の子どもたちにこうも冷静に対応はできません。子どもがよく考え自分で結論を出したことすら、否定しかねません。
しかし、私の子どもたちは、マイシアターでたくさんの大人に関わってもらい、認め受け入れてもらっていると感じています。これからも子どもたちには、マイシアターでたくさんの大人と関わりながら育って欲しいと思っています。
学校の先生でもなく、保護者でもない、たくさんの大人たちのいろんな価値観の中で、子ども達の育ちを見、守る大人の存在。親以外の大人たちの方が、ピカッと光る子どもの小さな成長やステキな部分を見つけてすごく誉めてくれたり。保護者には言えないことも、他人の大人だから話せることもあるのです。他人だからこそできる子育てがあると思っています。そんな関わりを、もっともっと大事にしたいと思います。
だからこそ、たくさんの大人がマイシアター高松でイキイキと輝き、子どもとかかわり、大人同士で楽しんで欲しいと思います。その笑顔こそが子どもへのかかわりの中で一番大事なものだと思います。